車の後方に取り付けたカメラの映像をリアルタイムで映し出す!後部座席に座っている人や積み荷によって確認しづらかった後方が見やすくなることで安全なドライブをアシストする電子ミラーをご紹介します。
バックミラーをデジタル化してクルマの後方を確実に確認!ここ数年で後方確認の主役がアナログのバックミラーから電子ミラーに変わりつつあることをご存じですか?すでにハリアー・プリウス・レヴォーグなどで純正採用、車内の荷物などでアナログミラーでは後方が見えない時でも電子ミラーなら「見えます」。
電子ミラーとは?
リヤガラスの上部などに取り付けた後方の専用カメラの映像を、アナログのバックミラー部分に装着した液晶ディスプレイ[電子ミラー]に映し出して後方の安全確認をすることができる装置のこと。
すでに様々な自動車メーカーの新型車種で純正の電子ミラーが採用されていますが、純正で装着されていないクルマには各メーカーから発売されている後付けの電子ミラーを取り付けることが可能です。
電子ミラーは、メーカーによって「デジタルインナーミラー」「デジタルミラー」「スマートミラー」などと呼ばれていて、「前後録画ドライブレコーダー+バックミラー機能のタイプ = ルームミラー型ドライブレコーダー」と「バックミラー機能だけのタイプ」があります。
電子ミラーは前方と後方を記録するドライブレコーダーの機能が搭載されているタイプが主流になっているので、ドライブレコーダーの購入も検討中の方には前後録画+バックミラーとして使える「ルームミラー型ドライブレコーダー」がおすすめです。すでに最新のドライブレコーダーを設置済みの方は「バックミラー機能だけのタイプ」の購入・取付も可能です。
電子ミラーの装着を特に推奨するクルマ
●車両の形状によりアナログのバックミラーだと「後方が見にくい車」
例) TOYOTAプリウス・TOYOTA C-HR・HONDAヴェゼル など。
●ラゲージルームに荷物をたくさん積むことが多い「働く車」
例) 軽商用車・TOYOTAハイエース・NISSANキャラバン など。
より自然な取付を望むなら「車種専用モデル」
各メーカーから発売されている後付けの電子ミラーは、ほとんどの車に問題なく取り付けられる「汎用モデル」です。しかし汎用モデルであることで、一部のオーナー様は取付感や使用感に違和感を覚える場合もあるようです。
そんなオーナー様にはALPINE – アルパインの「車種専用モデル」電子ミラーと取付キットがおすすめ。アルパイン製品にはカーナビを筆頭に車種専用で設計してあるものが用意されていて、「それぞれの車種に取り付けた時や使用時に違和感が無い」ことがメリットの一つになっています。
電子ミラーのメリット
「前後録画ドライブレコーダー+バックミラー機能のタイプ = ルームミラー型ドライブレコーダー」と「バックミラー機能だけのタイプ」に共通するメリットです。
○ 視野の広さ
一般的なアナログのバックミラーは、後部座席に座っている人がミラー越しに映り込んでしまったり、ラゲージルームの背の高い荷物で後方の視界を遮ってしまうことがあります。電子ミラーはリヤガラスよりも後方を映すので、後部座席の状況に関係なくいつでも広い視野角を確保できます。またアナログのバックミラーでは死角になる範囲も確認することが可能で、天吊りタイプの後部座席用モニターを使用していても遮られることがありません。
○ バックカメラとしても使用可能
リアカメラをバックモニターのカメラとして使用することでルームミラーに車両後方の映像を映すことができます。
○ 液晶モニターへの映り込みが目障りに感じる
画質補正などの機能により肉眼でミラー越しに見るよりも明るい映像で確認することができます。
ルームミラー型ドライブレコーダーならではのメリット
「ルームミラー型ドライブレコーダー」ならではのメリットです。
○ 理想的な位置に取り付けできる
ドライブレコーダーの性能や機能を十分に発揮させるためには取付位置はとても大切な要素です。一般的にルームミラー型はミラーに被せるようにして固定するのでフロントウィンドウ上部の中央に設置することになります。ここはカメラが前方エリアをカバーするのに最適なポジションであり、同時にドライバーの視界を妨げにくい位置でもあります。
○ 大画面モニターで確認できる
一般的なドライブレコーダーのモニターサイズは2型~3型と小さめで、モニターレスの製品もあります。しかしルームミラー型のモニターサイズは9型~12型と圧倒的に大きく、記録中の映像を確認しやすくなっています。またタッチパネルを採用しているモデルでは大画面を使って直感的に操作できるので、使いやすさもメリットといえます。
○ 液晶モニターへの映り込みが目障りに感じる
「前後録画ドライブレコーダー+バックミラー機能のタイプ = ルームミラー型ドライブレコーダー」と「バックミラー機能だけのタイプ」に共通するデメリットです。機種や使用上の工夫で解決できるものもあります。
電子ミラーのデメリット
「前後録画ドライブレコーダー+バックミラー機能のタイプ = ルームミラー型ドライブレコーダー」と「バックミラー機能だけのタイプ」に共通するデメリットです。機種や使用上の工夫で解決できるものもあります。
× 液晶モニターへの映り込みが目障りに感じるになることがある
明るい場所ではスマホの画面が見にくくなるように、電子ミラーのモニターも映り込みによって映像が見にくくなる場合があります。特にモニターが鏡のように反射するミラー仕上げになっている場合はこの傾向が顕著になります。窓ガラスの面積が広い車種など、どうしても映り込みが気になるケースでは低反射シートなどを貼って映り込みを抑えると良いでしょう。
× ミラー越しに後部座席の様子がわからなくなる
リアシートにお子様を乗せた場合などに後部座席の様子をルームミラー越しに確認することもありますが、電子ミラーではアナログのバックミラーなら確認できる後部座席の状況確認ができません。
× 距離感を把握できるようになるまで慣れが必要
アナログのバックミラーに映った風景とリアカメラを通じて見る映像とでは距離感が異なります。取り付けた直後は違和感があるかもしれないので、車線を変更するときなど運転には十分に注意する必要があります。ただし時間の経過とともに慣れてきてこの違和感は和らぎます。
ルームミラー型ドライブレコーダーならではのデメリット
「ルームミラー型ドライブレコーダー」ならではの前方カメラに関するデメリットです。車種によって異なるので、スタッフにご相談いただければ車種に応じた適切な機種をアドバイスさせていただきます。
× フロントガラスの映り込みが気になることがある
ガラス面からルームミラーまでの間隔が広い車種では、カメラの映像にフロントガラスの反射が映り込んでしまうことがあります。
× 運転支援システムと干渉することがある
メーカーによっては運転支援システムのカメラやセンサーユニットがフロントウィンドウの上部、ルームミラーの裏に配置されています。このようなシステムの存在でドライブレコーダーのカメラの視野が遮られることがあります。
× 複数人でドライブする車では交替のたびに角度調整が必要
1台の車を交替して運転する場合、ドライバーに合わせてミラーの角度を調整するようにルームミラー型ドラレコのモニターも見やすい角度にすることになります。多くのルームミラー型はフロントカメラ一体型でカメラの角度も動いてしまうので、その都度カメラの向きを調整しなければなりません。頻繁にドライバー交替するような場合は、フロントカメラが固定ではなく可動タイプを選ぶと調整が簡単です。フロントカメラがモニター本体から独立して別体になっている製品もあります。
× 雨の日はフロントガラスの水滴が録画の妨げになる
ルームミラー型のフロントカメラは、フロントガラス上部のセンター付近から前方の様子をとらえます。この位置はカメラの固定位置としては最適ですが、ワイパーの払拭範囲の外になってしまうケースもあります。この場合フロントガラスに付いた水滴がカメラの視界を遮ってしまうので、雨粒によって映像を鮮明に残せない時は撥水コーティング剤や液体ワイパーなどを使って水滴の干渉を抑えることをおすすめします。
おすすめの電子ミラー
ルームミラー型ドライブレコーダー
クルマの後方をバックミラーで確認できるだけでなく、前後2カメラのドライブレコーダー機能を搭載したタイプ。
KENWOOD – ケンウッド DRV-EM4700 12型液晶
KENWOOD – ケンウッド DRV-EM3700 10型液晶
CELLSTAR – セルスター DM-10 9.35型液晶
COMTEC – コムテック ZDR038 11.88型液晶
DreamMaker – ドリームメーカー DMDR-27 11.88型液晶
ALPINE – アルパイン DMR-M01R 11.1型液晶
BAL – バル バルーチェII No.5700 10.88型液晶
デジタルインナーミラー
ドライブレコーダー機能無し、バックミラー機能だけのタイプ。
DreamMaker – ドリームメーカー DMST-01 10.88型液晶
動画で確認
ケンウッド
セルスター
コムテック
ドリームメーカー
ベロフ
アルパイン
バル
オートバックスで取り付けるメリット
オートバックスでは年間に40万台以上のドライブレコーダーの取付実績があります。知識豊富なスタッフが機種選びをお手伝いさせていただくだけでなく、車種と製品のマッチングに関して豊富なノウハウと高い技術を持つピットクルーが電子ミラーを最適&スマートに取り付けます。
一般的にルームミラー型ドライブレコーダーは取り付けが簡単と言われますが、電源への配線などには専門の知識が求められます。またリアカメラはリアトランクやリアゲートに固定することになり、ヒンジなどの可動部分に対しても安全に配線する必要があります。ドライブレコーダーを正しく機能させるのに重要となる取付作業です、プロのスタッフに是非お任せください。
取付工賃の目安
ルームミラー型などの2カメラタイプ 税込16,500円~
取付作業時間の目安
車種や取付方法によって異なります。店舗へお問い合わせください。
魅力的な特徴を徹底的にご説明&納得できる買い物のお手伝いをさせていただきます。後方が見やすくなることで安全なドライブをアシストする電子ミラーのこともオートバックスへお気軽にご相談ください。